四国山岳紀行 No034-930711 八面山(やつらさん) 1312m △2(八面山)
                       徳島県美馬市/つるぎ町 地図 阿波古見(南東)  山岳紀行トップヘ


                        赤帽子山から見た八面山

剣山系の途中から流れ出る貞光川の途中に一宇峡谷がある。水は一気に狭くなった岩を噛んで流れる。一宇峡から川沿いに10キロあまり遡ると、沢が二つに分かれた河又に出る。そこから左へ支流沿いに車道を詰めると、奥大野の集落で道路が切れる。ここから八面山への南側登山道が始る。


           一宇渓谷の土釜峡                         登山口近くの登り

私達がこの山を訪れたのは新緑が固まった緑が瑞々しい7月の上旬であった。徳島県美馬郡一宇村(2005年3月1日に半田町、貞光町との合併でつるぎ町となる)人口約1700人の四国山地の懐深く入った小さな村で、八面山は村の東側手に大きく聳えている。八面山の山名は頂上から八つの集落を望めることから来ている。登山道は登り始めから急な登りが続く。


                         案外きつい登りが続く

右側に自然林、左側に人工林の急坂を登って行くと、アセビの多い尾根肩を巻いて行くようになる。道脇にはホタルブクロ、サラシナショウマ、ヤマアジサイなどの花が目を楽しませてくれる。2時間近く登ると古い小さな鳥居の下を潜り、間もなく八面神社の広場に着く。神社の横から一気に急坂を登ると頂上は近い。


            八面神社に着く                           八面山山頂

ちょっとした岩場に立つと、南に視界が開けて、丸笹山と赤帽子山の間に聳える剣山が目に飛び込んでくる。頂上には二等三角点があり、南側には長い尾根の赤帽子山が見えている程度である。周囲は権木が茂っている。頂上には白いナツツバキが咲き、麓より一カ月遅れて赤いヤマツツジが咲く。山頂で暫らく休憩して下山に移る。


          樹間から剣山が見える                       山頂に咲くヤマツツジ

古い神社には山麓の村人達の故郷の匂いが、色褪せた神輿に染みている。山里は寂れても里に残る人たちは、僅かの人手で今も祭りを続ける。山里を去った人の中には祭りには帰ってくる人がある。山、故郷、望郷、想いはすべて故郷の母なる山、八面山へ。


          神社に残る古い神輿                        八面山を下って行く

《コースタイム》 登山口 2時間20分→山頂 1時間50分→登山口  歩行時間 約 4時間10分
          駐車場 登山口にスペースあるがやや難 登山道 よく踏まれている。難易度 12B45ぺージの最初に戻る