四国山岳紀行 No033-930601 矢筈山(やはずやま) 1607m △3(矢筈山)
                   高知県香美市/徳島県三好市 地図 久保沼井(北西)  山岳紀行トップヘ


                         矢筈峠から山頂を望む

ここは高知県大豊町と徳島県三好市東祖谷山の境にある標高1130m の京柱峠である。土佐矢筈山に登るにはこの京柱峠を経由して、東祖谷山に下り小川谷を経由して登るコースと、高知県香美市物部を経由して笹渓谷に至るコースがある。東祖谷山側から小川谷を経由して県道を車で約1時間、矢筈峠に着く。ここが登山口である。


                          登山口の矢筈峠

峠の立て看板にこんなことが書かれていた。この矢筈峠はアリラン峠とも言われている。アリラン峠を越えて行こう、こんな歌詞が繰り返して歌われる古い朝鮮民謡にでてくる、峠の名がどうしてこんな所にあるのだろうか。昭和20年代の終わりから30年代の初めの頃、この付近の道路工事を行ったとき、朝鮮半島の人が多く働いていたという。


                      ブナやカエデなどの新緑が映える

その人達がアリラン峠と名付け地元にも広まったらしい。おそらく峠からの眺めが祖国の風景に似ていたのだろう。峠から西へ矢筈山へは約1時間30分程の登りとなる。登山道は新緑の中を少しきつい登りが続くが、ブナ、カエデ、カシワなど瑞々しい若葉が映える。



           山頂直下の登り                           山頂三等三角点

そんな中を一時間も登ると視界が開け、笹原に変わり眺望が開ける。笹原の中を30分も登り詰めると三角点のある頂上に着く。頂上からの眺めは 360度、東には綱附森、その向こうに白髪山、天狗塚から三嶺にかけての山並、その奥に剣山、次郎笈が聳えている。


          西側に小檜曽山を望む                       東側に綱附森を望む

暫らく頂上からの広大な眺望を楽しもう。頂上付近はツルギミツバツツジが美しく咲き誇り、目を楽しませてくれた。矢筈山という山は四国に幾つかあるが、土佐矢筈山はこの時期ミツバツツジの美しい所で、折あればまた訪れたい山である。


                       ツルギミツバツツジの咲く山頂付近

《コースタイム》 矢筈峠 1時間30分→頂上 1時間→矢筈峠 
          駐車場 峠にあり 登山道 整備されている 歩行時間 約2時間30分 難易度 1A345ぺージの最初に戻る