四国山岳紀行 No013-900509 矢筈山(やはずやま) 1607m △3(矢筈山)
                   高知県香美市/徳島県三好市 地図 久保沼井(北西)  山岳紀行トップヘ


         谷道川沿いからの矢筈山                      西側岩場からの矢筈山

ここは徳島県三好市東祖谷山と高知県香美市物部の境にある矢筈峠でアリラン峠と呼ばれている。昭和20年代の終わりから30年代の初めの頃、この付近の道路工事を行ったとき、朝鮮半島の人が多く働いていたという。その人達がアリラン峠と名付け地元にも広まったらしい。おそらく峠からの眺めが祖国の風景に似ていたのだろう。


                        矢筈峠から見た矢筈山

矢筈山への登りはその峠から始る。1293m 峰を左に巻きながらブナやモミなどの林を抜けて、コルからは権木帯の中の少しきつい登りとなるが、間もなく笹原に変わると頂上のピークが見えてくる。右手には谷を隔ててなだらかな綱附森が印象的だ。白い岩場にはミツバツツジが咲き始めている。


                      ツルギミツバツツジと新緑が映える

南の眼下には明賀方面の谷間が深く落ち込んでいる。登山道は頂上の南面をトラバースしながら徐々に高度を上げて行く。途中からトレースされた踏み跡を駆け上がると開放的な稜線に出た。すぐ東側には頂上が手招きしている。


                         山頂直下の快適な登り

頂上には三等三角点があり、側にはこの山を極めた山の仲間達の記念標識がざっと数えて10以上立っていた。眺望は素晴らしく東には綱附森、その向こうに白髪山、天狗塚から三嶺にかけての山並、その奥に剣山、次郎笈が聳えている。北東側には阿波矢筈山を中心とする祖谷山塊が聳えている。


                        山頂西側から小檜曽山方面                           

北西には中津山、西に目を移せば小檜曽山に連なる稜線が美しい。その左奥には梶ヶ森が霞んで見えている。まだ山頂付近のミツバツツジは蕾がまだ固いようであるが、この群落にして開花時は素晴らしいだろうと思う。また折を見てその時節に訪れてみようと思いながら下山していった。 
ミツバツツジの季節に登る

《コースタイム》 矢筈峠 1時間30分→頂上 1時間→矢筈峠 歩行時間 約2時間30分
          駐車場 峠にあり 登山道 整備されている   難易度 1A345
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