紀行山岳日記 No013-890815 月山(がっさん) 1980m △1(月山) 
                         山形県荘内町/羽黒町/西川町 地図 月山(北西)  山岳紀行トツプヘ



                           残雪と月山への登り

月山は出羽三山の一つに数えられており、羽黒山、湯殿山と共に古来より信仰の山として崇められている。私達は湯殿山から112号線に出て、月山第一トンネルを通過して寒河江ダム湖畔に出る。そこから弓張平公園入り口で左折、姥沢登山口に向かう。国道から20分ほどで姥沢駐車場に着く。そこから少し歩いてリフト下駅に向かう。


                           リフト下駅とペアーリフト

このリフトはペアーリフトで主にスキー客を運ぶために付けられたものであるが、高度を稼ぐので登山客も多く利用しているようである。天候は曇りながら視界が利いて周囲が見渡せる。時折り冷たい霧が頬を撫でていく。両側はでブナなどの原生林で緑が清々しい。15分ほどで上駅に着く。この山のコースの案内板が登山道の入口に設けられいる。


                           よく目立つニッコウキスゲ

敷石を詰めた登山道は間もなく木道に変わる。前方に見えているのは姥沢岳だろうか、そのピークを右へ巻きながら、ゆったりとした木道を進んで行く。両側にはニッコウキスゲの黄色い花がお花畑を造っている。その中に濃いピンクのヨツバシオガマがよく目立つ。スケールの大きい草原状の尾根がずっと続いていて、上の方に見える雪渓では若者が夏スキーを楽しんでいるのが小さく見えている。


             単調な登りが続く                            エゾコザクラの群生

ニッコウキスゲに代わって、今度は白い花のエゾコザクラやチングルマが絨毯を敷詰めたように群落を作って風に揺れてる。湯殿山に続く牛首辺りの稜線が見えてくると、道は急になり、雪渓で気持ちよさそうに滑るスキー客を横目で見ながら、一歩一歩喘ぎながら登って行くようになるが、付近はグンナイフウロ、キオン、ヤマハハコなどのお花畑が随所に見られて単調な登りも退屈しない。


                        グンナイフウロとエゾツリガネニンジン

急坂の登りに少しうんざりする頃、鍛冶屋敷小屋のある子尾根に着いた。すぐ上の石段で小休憩を取る。そこから少し石段を登り詰めると稜線に出た。展望台の方に行って見たが稜線一帯はガスで遠望が利かないので、引き返して頂上に向かう。稜線はハクサンイチゲ、ミヤマリンドウ、ツリガネニンジンなどが多く見られる。間もなく頂上小屋の横を過ぎると、石の鳥居の有る月山神社本宮に着く。


                            頂上小屋と月山本宮

信仰の山らしく白装束の参拝者が見受けられる。神社の向こうに三角点が有るのだが、山伏姿のおっさんが居て我々を押しとどめ、ここから先は入山料一人500円を出して貰わないと駄目と偉そうに言うので三角点に行くのは止めた。それにしても入山料の事などは徴収の理由を前もって掲示しとくべきではあるまいか。納得の上気持ちよく料金を支払って貰うためにも。


                           山頂直下の登りとお花畑

賀賛会の自然石の大きな石碑の有る所から横に出て、頂上直下で弁当を開く。周囲に広がるツリガネニンジンなどのお花畑が幾分気持ちを和らげてくれた。山間に突然と進軍ラッパの音が響く、戦友会のお登りさん達である。そういえば今日は終戦記念日だったけ。

〈コースタイム〉 姥沢上駅登山口 1時間15分→牛首コル 25分→鍛冶屋敷小屋 15分→展望台 5分→
           頂上小屋 40分→牛首コル 45分→姥沢上駅登山口  歩行時間 約3時間30分
           登山道整備されている  難易度 12B45
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