四国山岳紀行 No005-890509 旭ヶ丸(あさひがまる) 1020m △1(旭ノ丸山)
                     徳島県上勝町/佐那河内村 地図 阿波三渓(南西)  山岳紀行トップヘ


                     なだらかな山頂が広がる大川原高原

徳島市から南西へ18キロ、佐那河内村に位置する大川原高原に旭ヶ丸(1020m)がある。この山へは徳島市から国道 439号線に入るコースと、192号線からのコースは山川町から国道 193号線を南下するか、鴨島町から県道に入り、鮎喰川に沿って国道 439号線に入るコースがある。国道 439号線から佐那河内村役場の手前を南へ曲がり村道を上って行く。村道が四方から通じており、高原で旭ヶ丸林道と合流して山頂近くの駐車場に達する。


                         登山口の広い駐車場

駐車場から牧場に沿って800mほど歩くと、展望台がある山頂に着く。ここからの眺望は雄大で東には徳島市街が広がり、その向こうに大鳴門橋が白く光って淡路島が霞んで見える。南西には徳島県の高い山並、ひときわ西のほうに高く聳えるのは剣山系ある。


                        牧場端に沿って登って行く

山頂付近はアワノミツバツツジやオンツツジの群生地として知られており、山頂から東に広がる尾根は大川原高原で村営牧場が広がる。展望台から山頂の三角点までは300mほどで、ツツジの林の中をなだらかな遊歩道が延びている。三角点の周辺は林の中なので眺望が利かない。一等三角点があり、地元の山の会の標識が幾つか立っていた。


           展望台からの眺め                          アワノミツバツツジ

ツツジやアセビの林の下には、ヒトリシズカやフキ、スミレ類の群生が所々に見られる。また林の中にはカタクリの花が落ち葉の間に、ひっそりと咲いているのが印象的である。訪れたときはツツジの花が大分終わっていたが、まだアワノミツバツツジの紫紅色の残り咲きの花が、周囲の緑に彩を添えていた。満開の時期には山頂一帯はピンクや紫紅色に染まるそうである。


                      林の中に旭ヶ丸山頂三角点がある

ツツジに混じって赤や薄緑の新葉のアセビが目立つ。まだ白いスズランのような可憐な花を付けている。顔を近づけるとほのかな香りがする。そんな中を歩いていると尾根端まで来てしまった。西に高鉾山へ向かって縦走路がコルに下っている。ここからの眺めも良い。暫らく休憩して引き返す。


         ツツジに混じってアセビが多い                   林床に咲くカタクリの花

途中左に分岐する道を少し下ると、林床の落ち葉の間にカタクリの花がちらほらと咲いているのが見えるが踏みつけないよう注意しょう。カタクリは芽生えから開花するまで7年の年月を要するので、一度傷つけるとなかなか元には戻らない保護すべき植物である。旭ヶ丸にはまだ小さな自然が多く残っている。地元の村が観光地に開発している山ではあるが、小さな命を絶やさぬよう取り組んでほしいと思いながら下山して行った。

《コースタイム》 駐車場 20分→展望台 5分→頂上 10分→尾根肩 15分→展望台 15分→駐車場
          歩行時間 約1時間あまり 難易度 @2345
          駐車場 50台ほど 登山道 整備されている     次の旭ヶ丸へ
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