四国山岳紀行No001-881213 寒風山(かんぷうざん) 1763m △無
                     愛媛県西条市/高知県いの町 地図 日ノ浦(北西)  山岳紀行トップヘ


            桑瀬峠から見た寒風山                   桑瀬峠に立つ道標

久しぶりに暫らく途絶えていた山に登ってみようと思い、この時節霧氷で知られる寒風山に向かった。西条から加茂川沿いに194号線を遡って行く。寒風山トンネルの前からは路面が凍結しており、車は横滑りするので慎重に運転しなければならない。車のライトだけが頼りの真っ暗な寒風山トンネルに入って行く。中ほどにさしかかったとき車の底にドン!ザリザリ!と強い衝撃を感じた。

トンネルの天井から水滴が落ちて凍り積もって出来た氷の山に車の底を擦ったのであった。南口の駐車場に着いたのは7時過ぎ、やっと陽が昇り始めた。雲ひとつ無い快晴である。気温はマイナス 2〜3 度位だろうか、じっとしていると刺すように冷たい。身支度を整い早々に登山道に入って行く。



          寒風山に向かってトレースの跡               振り返ると伊予富士が聳える

積雪は30センチぐらいかアイスバーンになって凍っている。前日歩いた人の足跡がトレースされているので、それを頼りに進んで行く。最初の斜面は凍っていたが、陽が当りだしたのか次第に雪を踏む感触も良くなって来た。じぐざぐを繰り返しながら登ること小1時間、権木帯を抜けると道は平坦になり、前方に寒風山が見えてきた。


                                 いろいろな足跡が

登山道は雪に埋もれて斜面をトレースしている所を進んで行くと、広々とした桑瀬峠に着いた。北風が強く雪から出ている笹がざわざわとなびいている。今日は一面に輝く霧氷は見られないようだ。ブナ林の斜面の道も完全に埋もれていて、斜面に残されたトレース跡を滑り落ちないよう進んで行く。稜線の南側は陽だまりになって風も無く暖かい。


            ブナ林の中のトレース跡                      眼前に頂上が現れる

急坂をよじ登り森林限界に出た。眺望は一気に開けて眼前に寒風山の頂が間近に見えている。左側の岩峰には無数の大きな氷柱が下がっている。南側は笹ヶ峰から冠山にかけての稜線が素晴らしい。眼下の一の谷から南に深く切れ込んだ渓谷、その奥に稲叢山から西門山の山塊が聳え、重畳たる土佐の山並が続く。振り返ると桑瀬峠の向こうに、伊予富士が雪を纏って聳えており、雄大な風景が展開する。


             トレース跡がよく見える                      少しだが霧氷があつた

山頂が近くなると少しではあるが小権木に霧氷が見られた。誰もいない山頂に立って思い切り万歳三唱する。名の通り寒い北風が通り抜けていく。寒風山は眺望は素晴らしいが寒いので長居は出来ない。白く輝く峰々に別れを告げて足早に往路を下山して行った。私の四国百山スタートの山である。



           頂上の標識が見えている                   西に聳える伊予富士

《コースタイム》 登山口 50分→桑瀬峠 1 時間30分→寒風山 1 時間→桑瀬峠 30分→登山口 
          歩行時間 約 3 時間50分 難易度 易←12B45→難
          駐車場 登山口にあり 登山道 整備されている 岩場あり   次の寒風山へ
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